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【看護学生のお金事情】学費・生活費・奨学金の現実

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

はじめに

「看護学校ってお金かかるの?」
「バイトしながら勉強できる?」
「奨学金って返せるか不安...」

看護学生になることを考えている人も、今まさに看護学生の人も、お金の不安は大きいですよね。

この記事では、私自身の経験と、同期・後輩たちの話をもとに、看護学生のリアルなお金事情を赤裸々に解説します。

看護学校の学費はいくら?

学校種別の学費比較

学校の種類入学金年間学費総額(3〜4年)
国公立大学(4年)28万円54万円約250万円
私立大学(4年)30〜50万円100〜180万円約500〜700万円
公立専門学校(3年)5〜15万円20〜40万円約100〜150万円
私立専門学校(3年)20〜30万円80〜120万円約300〜400万円

学費以外にかかるお金

見落としがちですが、学費以外の出費がかなりあります。

  • 教科書・参考書代:年間3〜5万円
  • 実習用品:ナース服、シューズ、聴診器など3〜5万円
  • 実習費:学校によって別途徴収(年間5〜10万円)
  • 模試・国試対策費:年間2〜3万円
  • 通学費:定期代(年間10〜20万円)

実習用品の選び方は実習の持ち物リストも参考にしてください。

生活費の内訳

一人暮らし看護学生の月々の支出

項目金額(目安)
家賃4〜6万円
食費2〜3万円
光熱費1万円
通信費5,000〜8,000円
交際費1〜2万円
日用品5,000円
その他1万円

月々の生活費合計:約10〜15万円

一人暮らしのコツは看護学生の一人暮らし完全ガイドで詳しく解説しています。

実家暮らしの場合

実家暮らしなら、月3〜5万円で生活できます。可能なら実家から通うのが経済的には圧倒的に有利です。

奨学金の種類と選び方

主な奨学金の種類

1. 日本学生支援機構(JASSO)

  • 第一種(無利子):月2〜6万円
  • 第二種(有利子):月2〜12万円
  • 返済は卒業後から開始

2. 病院奨学金

  • 月3〜8万円が一般的
  • 指定病院で一定期間(3〜5年)働けば返済免除
  • 縛り期間中に辞めると一括返済が必要

3. 都道府県・市町村の奨学金

  • 地域の病院で働くことを条件に返済免除
  • 給付型(返済不要)もある

4. 学校独自の奨学金

  • 成績優秀者向けの給付型
  • 家計急変時の緊急支援

奨学金の選び方

おすすめの組み合わせ

  1. まずJASSO第一種(無利子)を申請
  2. 足りなければ病院奨学金を検討
  3. それでも足りなければJASSO第二種

病院奨学金は「縛り」がありますが、就職先が決まっているなら最もお得です。

アルバイト事情

学年別のバイト時間の目安

学年週あたりの時間月収目安
1年生週15〜20時間5〜8万円
2年生週10〜15時間4〜6万円
3年生週0〜8時間0〜3万円

おすすめのアルバイト

  1. 病院・介護施設の看護助手:時給1,100〜1,300円、経験にもなる
  2. カフェ・飲食店:シフトの融通が利きやすい
  3. 塾講師・家庭教師:時給が高い(1,500〜2,500円)
  4. 単発バイト:実習期間中も入れる

詳しくは看護学生のアルバイト両立術も参考にしてください。

3年生はバイトできない?

正直に言うと、3年生の実習期間(8〜12月頃)はほぼバイトできません。

  • 実習は平日毎日(8:00〜17:00)
  • 帰宅後は記録作成(2〜4時間)
  • 土日も事前学習や課題

この期間を乗り越えるために、1〜2年生のうちに貯金しておくことが重要です。

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節約術10選

  1. 教科書は先輩から譲ってもらう:数万円の節約に
  2. 参考書は図書館で借りる:レビューブックなども置いてある
  3. 学食を活用する:外食の半額以下
  4. サブスクを見直す:使っていないものは解約
  5. 自炊する:食費を半分にできる
  6. 格安SIMに乗り換える:月3,000円以下に
  7. 実習先には自転車で:交通費節約
  8. 医療系のアプリは無料版を使う
  9. グループで参考書を買う:シェアして節約
  10. 学割を最大限活用:映画、美容室、交通機関など

看護師になった後の収入

「こんなにお金かけて元取れるの?」という不安もあるかもしれません。

新人看護師の年収

  • 初任給:月21〜25万円(手取り17〜20万円)
  • 夜勤込み年収:380〜450万円
  • 賞与:年3〜5ヶ月分

5年目以降の年収

  • 一般病棟:450〜550万円
  • 専門資格取得:500〜600万円
  • 管理職:600〜700万円

奨学金を借りても、3〜5年あれば十分返済可能です。

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まとめ

看護学校はお金がかかりますが、奨学金や節約術をうまく活用すれば、経済的な負担を抑えられます。

そして看護師になれば、安定した収入を得られます。「お金がない」という理由で夢を諦めないでください。

この記事が、あなたの経済的な不安を少しでも解消できれば嬉しいです。

参考文献

  • 日本学生支援機構「奨学金制度の概要」
  • 厚生労働省「看護師等養成所の入学状況及び卒業生の就業状況等調査」
  • 日本看護協会「看護職の給与に関する調査」

よくある質問

Q看護学校の学費は平均いくらですか?

国公立の看護大学で年間約50〜60万円、私立大学で年間100〜180万円程度です。専門学校は年間50〜100万円と幅があります。入学金や教材費、実習費を含めると総額200〜500万円になることが多いです。

Q奨学金は借りた方がいいですか?

生活に余裕がない場合は借りることをおすすめします。特に「病院奨学金」は就職と引き換えに返済免除になることが多いので、将来の就職先が決まっている方には有利です。ただし、縛り期間があるので注意が必要です。

Q看護学生でもアルバイトはできますか?

できますが、3年生になると実習が忙しくなり時間が取れなくなります。1〜2年生のうちに貯金しておくか、土日だけできるアルバイトを選ぶのがおすすめです。詳しくはこの記事の「アルバイト事情」の章を参考にしてください。

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

執筆者

急性期病棟で3年目。国試対策の経験を活かし、後輩看護学生のサポートを行っています。

看護師免許第114回看護師国家試験合格急性期病棟勤務3年目

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