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解剖生理学の勉強法|看護学生が効率よく理解するコツ

佐藤健太(看護師7年目・解剖生理学指導経験)

佐藤健太(看護師7年目・解剖生理学指導経験)

解剖生理学が重要な理由

解剖生理学は看護の全ての基礎となる科目です:

  • 疾患の理解:正常を知らないと異常が分からない
  • 看護技術:なぜその手技が必要か理解できる
  • アセスメント:患者の状態を正しく判断できる
  • 国試対策:全分野に関連する基礎知識

解剖生理学が苦手な理由

よくある悩み

  • 覚えることが多すぎる
  • カタカナ用語が覚えられない
  • イメージがわかない
  • 何から始めていいか分からない
  • 覚えてもすぐ忘れる

苦手を克服するポイント

  • 全体像から細部へ:まず大枠を理解
  • 理解してから暗記:丸暗記は忘れやすい
  • 視覚的に学ぶ:図やイラストを活用
  • 関連付けて覚える:バラバラに覚えない

効率的な勉強法

ステップ1:全体像を把握する

いきなり細かい知識を覚えようとしない:

  • 人体の構成(細胞→組織→器官→器官系)
  • 各器官系の役割を大まかに理解
  • 臓器の位置関係を把握

ステップ2:機能から構造を理解する

「何のためにあるか」を先に理解:

  • 心臓:血液を全身に送るポンプ
  • 肺:酸素と二酸化炭素を交換
  • 腎臓:血液をろ過して尿を作る

機能が分かると、構造の意味が理解できます。

ステップ3:図を描いて覚える

  • 見るだけでなく、自分で描く
  • 簡略化した図でOK
  • 繰り返し描くことで定着

ステップ4:関連付けて覚える

  • 心臓と血管をセットで
  • 呼吸器と循環器の関係
  • 消化器と栄養素の吸収

ステップ5:疾患と結びつける

  • 正常を学んだら異常(疾患)へ
  • なぜその症状が出るか考える
  • 臨床と結びつけると記憶に残る

器官系別の勉強ポイント

循環器系

覚えるべきこと

  • 心臓の構造(4つの部屋、4つの弁)
  • 血液の流れ(体循環・肺循環)
  • 刺激伝導系
  • 主な血管の名前と走行

コツ:血液の流れを追いながら構造を覚える

呼吸器系

覚えるべきこと

  • 気道の構造(鼻腔→咽頭→喉頭→気管→気管支→肺胞)
  • 肺の構造(右3葉、左2葉)
  • 呼吸のメカニズム(横隔膜、肋間筋)
  • ガス交換の仕組み

コツ:空気の流れを追って覚える

消化器系

覚えるべきこと

  • 消化管の順序(口→食道→胃→小腸→大腸)
  • 各臓器の役割と消化酵素
  • 肝臓、胆嚢、膵臓の機能
  • 栄養素の吸収部位

コツ:食べ物の旅を追いながら覚える

腎・泌尿器系

覚えるべきこと

  • 腎臓の構造(皮質、髄質、腎盂)
  • ネフロンの構造と機能
  • 尿の生成過程(ろ過→再吸収→分泌)
  • 尿路(腎盂→尿管→膀胱→尿道)

コツ:ろ過の仕組みを理解する

神経系

覚えるべきこと

  • 中枢神経と末梢神経の区分
  • 脳の構造と機能(大脳、小脳、脳幹)
  • 自律神経(交感神経、副交感神経)
  • 12対の脳神経

コツ:機能と部位を関連付けて覚える

内分泌系

覚えるべきこと

  • 主なホルモンと分泌臓器
  • ホルモンの作用
  • フィードバック機構

コツ:ホルモンの作用を中心に覚える

筋・骨格系

覚えるべきこと

  • 主な骨の名前と位置
  • 関節の種類と動き
  • 主な筋肉の名前と作用

コツ:自分の体を触りながら覚える

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おすすめの参考書

理解しやすい参考書

  • 病気がみえる:図解が豊富で分かりやすい
  • なぜ?どうして?:看護学生向けの解説
  • 解剖生理学ワークブック:書き込み式で定着

国試対策向け

  • クエスチョン・バンク:問題を解きながら覚える
  • レビューブック:まとめと問題がセット

動画・アプリ

  • YouTubeの解剖生理学解説動画
  • 3D解剖学アプリ
  • 語呂合わせ動画

語呂合わせ例

脳神経12対

「嗅いで視る動く車の三の外、顔聞く舌は迷う副舌下」

  1. 嗅神経
  2. 視神経
  3. 動眼神経
  4. 滑車神経
  5. 三叉神経
  6. 外転神経
  7. 顔面神経
  8. 聴神経
  9. 舌咽神経
  10. 迷走神経
  11. 副神経
  12. 舌下神経

心臓の弁

「僧帽弁は左、三尖弁は右」

  • 僧帽弁(左心房と左心室の間)
  • 三尖弁(右心房と右心室の間)

よくある失敗パターン

失敗1:いきなり細かい知識を覚える

対策:まず全体像を把握してから細部へ

失敗2:丸暗記しようとする

対策:「なぜ」を理解してから覚える

失敗3:文字だけで覚える

対策:図やイラストを活用する

失敗4:バラバラに覚える

対策:関連付けて、つなげて覚える

国試での出題ポイント

必修問題

  • 基本的な構造と機能
  • 正常値(バイタルサイン、検査値)
  • 基本的な用語

一般問題

  • 器官系の詳細な構造
  • ホルモンの作用
  • 神経系の機能

状況設定問題

  • 疾患と解剖生理の関連
  • 症状の理由
  • 治療・看護の根拠

まとめ

解剖生理学の勉強法のポイント:

  1. 全体像から細部へ:大枠を先に理解
  2. 機能から構造へ:「何のため」を先に
  3. 図を描く:視覚的に理解
  4. 関連付ける:バラバラに覚えない
  5. 疾患と結びつける:臨床につなげる
  6. 繰り返す:反復学習で定着

解剖生理学は看護の土台です。時間をかけてしっかり理解することで、その後の学習が楽になります。

暗記のコツは看護学生の暗記術も参考にしてください。

よくある質問

Q解剖生理学が苦手です。どうすれば理解できますか?

まず全体像を把握してから細部を学ぶことが大切です。いきなり細かい知識を覚えようとせず、臓器の役割や体の仕組みの大枠を理解しましょう。図やイラストを活用し、視覚的に理解することも効果的です。

Q暗記が多くて覚えられません。

丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を理解することで記憶に残りやすくなります。例えば、心臓の構造は血液の流れを追いながら覚えると理解しやすいです。また、語呂合わせや図解を活用しましょう。

Q解剖生理学は国試でどれくらい出ますか?

解剖生理学は全ての分野の基礎となるため、直接的にも間接的にも多く出題されます。特に必修問題では正常値や基本的な構造・機能が問われます。疾患の理解にも解剖生理の知識が必須です。

Qおすすめの参考書はありますか?

「病気がみえる」シリーズは図解が豊富で理解しやすいです。「なぜ?どうして?」シリーズも看護学生向けに分かりやすく解説されています。自分に合った参考書を見つけることが大切です。

佐藤健太(看護師7年目・解剖生理学指導経験)

佐藤健太(看護師7年目・解剖生理学指導経験)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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