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状況設定問題の解き方|国試で高得点を取るコツ

吉田恵子(看護師10年目・国試対策講師)

吉田恵子(看護師10年目・国試対策講師)

状況設定問題とは

状況設定問題は、臨床場面を想定した長文問題です:

  • 出題数:60問(1事例3問×20事例)
  • 配点:1問1点(60点満点)
  • 特徴:患者の情報を読み取り、看護を考える
  • 難易度:一般問題より応用力が必要

状況設定問題の構成

問題文の構成

  1. 患者情報:年齢、性別、疾患、既往歴
  2. 現病歴:入院の経緯、治療経過
  3. 現在の状態:バイタル、症状、検査データ
  4. 場面設定:いつ、どこで、何が起きているか

設問の構成(1事例3問)

  • 問1:アセスメント、優先順位、観察
  • 問2:看護計画、具体的なケア
  • 問3:退院指導、患者教育、多職種連携

解き方の基本ステップ

ステップ1:設問を先に読む

何を問われているかを先に把握:

  • アセスメントなのか、ケアなのか
  • 優先順位なのか、具体的な方法なのか
  • 設問のキーワードをチェック

ステップ2:問題文を読む

重要な情報にマークしながら読む:

  • 基本情報:年齢、性別、疾患名
  • バイタルサイン:異常値をチェック
  • 症状:主訴、現在の状態
  • 検査データ:正常値との比較
  • 時間経過:術後何日目、入院何日目

ステップ3:情報を整理する

読み取った情報を整理:

  • 何が問題なのか
  • なぜそうなっているのか
  • 今後どうなる可能性があるか

ステップ4:選択肢を吟味する

消去法で絞り込む:

  • 明らかに間違いを消す
  • 患者の状態に合っているか
  • 看護として適切か

情報の読み取り方

年齢・性別

年齢によって正常値、リスクが異なる:

  • 高齢者:転倒リスク、誤嚥リスク
  • 小児:発達段階に応じたケア
  • 妊婦:妊娠特有の変化

疾患名

疾患の特徴を思い出す:

  • 主な症状
  • 治療法
  • 合併症
  • 看護のポイント

バイタルサイン

異常値に注目:

  • 正常値からどれくらい外れているか
  • 何を示唆しているか
  • 緊急性があるか

検査データ

基準値と比較:

  • 貧血、脱水、感染、腎機能、肝機能
  • 異常値の意味を考える

時間経過

術後、入院後の経過に注意:

  • 術後1日目:出血、疼痛、離床
  • 術後3日目:感染兆候、回復過程
  • 術後1週間:リハビリ、退院準備

よく出る場面設定

術後管理

  • 術直後:バイタル管理、疼痛管理
  • 術後1日目:早期離床、合併症予防
  • 術後数日:回復過程、リハビリ

急変場面

  • 胸痛、呼吸困難、意識障害
  • 優先すべき行動を問う
  • 報告の仕方(SBAR)

退院指導

  • 服薬指導、食事指導
  • 自己管理の方法
  • 外来フォローの説明

終末期ケア

  • 患者・家族への対応
  • 意思決定支援
  • 緩和ケア

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優先順位の考え方

ABCDEアプローチ

  • A(Airway):気道確保
  • B(Breathing):呼吸
  • C(Circulation):循環
  • D(Dysfunction of CNS):意識
  • E(Exposure):全身観察

生命に直結するものを最優先。

マズローの欲求階層

  • 生理的欲求(呼吸、循環、栄養)
  • 安全の欲求(安全、安心)
  • 社会的欲求(所属、愛情)
  • 承認の欲求(自己肯定)
  • 自己実現の欲求

下位の欲求を優先。

緊急度と重症度

  • 緊急度高:今すぐ対応が必要
  • 重症度高:状態が重い
  • 両方高い場合は最優先

選択肢の吟味ポイント

消去法の使い方

  1. 明らかに間違いを消す
  2. 患者の状態と合わないものを消す
  3. 看護として不適切なものを消す
  4. 残った中で最も適切なものを選ぶ

よくある引っかけ

  • 正しいけど優先度が低い:最優先を問われている
  • 一般論として正しい:この患者には当てはまらない
  • 医師の指示が必要:看護師の判断でできない

選択肢の読み方

  • 「すべて」「必ず」「絶対」→ 例外がないか考える
  • 「まず」「最初に」→ 優先順位を問われている
  • 「適切なのはどれか」→ 最も適切なものを選ぶ

時間配分のコツ

目安の時間

  • 1事例:5〜6分
  • 20事例:100〜120分
  • 午後の試験:状況設定+一般問題

時間を使いすぎないために

  • 分からない問題は飛ばす
  • 後で見直す時間を確保
  • 1問に2分以上かけない

分野別のポイント

成人看護(急性期)

  • 術後の合併症予防
  • 早期離床の意義
  • 疼痛管理

成人看護(慢性期)

  • 自己管理支援
  • 生活習慣の改善
  • 服薬指導

老年看護

  • 転倒・骨折予防
  • 認知症ケア
  • ADL維持・向上

小児看護

  • 発達段階に応じた説明
  • 家族支援
  • 安全管理

母性看護

  • 産褥期の観察
  • 授乳支援
  • 新生児ケア

精神看護

  • コミュニケーション
  • 安全管理
  • 社会復帰支援

過去問での練習

練習方法

  1. 時間を計って解く
  2. 解説をしっかり読む
  3. 間違えた理由を分析
  4. 類似問題を解く

重点的に練習すべき分野

  • 成人看護(急性期・慢性期)
  • 老年看護
  • 状況判断、優先順位

まとめ

状況設定問題の解き方のポイント:

  1. 設問を先に読む:何を問われているか把握
  2. 情報にマーク:年齢、疾患、バイタル、症状
  3. 情報を整理:問題点、原因、今後の予測
  4. 消去法:明らかに間違いを消す
  5. 優先順位:ABCDE、マズロー
  6. 時間配分:1事例5〜6分

状況設定問題は練習次第で得点源になります。過去問を繰り返し解いて、パターンを身につけましょう。

必修問題対策は必修問題対策も参考にしてください。

よくある質問

Q状況設定問題は何問出題されますか?

状況設定問題は60問(1事例3問×20事例)出題されます。一般問題と合わせて250点満点中、状況設定問題は60点分を占める重要な問題形式です。

Q長文を読むのが苦手です。どうすればいいですか?

まず設問を先に読み、何を問われているか把握してから本文を読むと効率的です。また、重要な情報(年齢、疾患、バイタル、症状)に線を引きながら読むと、情報を整理しやすくなります。

Q状況設定問題の時間配分はどうすればいいですか?

1事例あたり5〜6分が目安です。20事例で100〜120分かかることを想定し、午後の試験で時間配分を意識しましょう。難しい問題で時間をかけすぎないことが重要です。

Q実習経験が少なくても解けますか?

解けます。状況設定問題は教科書の知識で解ける問題がほとんどです。ただし、実習で経験した場面をイメージできると理解しやすくなります。過去問を繰り返し解いて、パターンを覚えましょう。

吉田恵子(看護師10年目・国試対策講師)

吉田恵子(看護師10年目・国試対策講師)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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