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臨地実習で泣かないためのメンタルケア|つらいときの対処法

伊藤優子(看護師・メンタルヘルスケア専門)

伊藤優子(看護師・メンタルヘルスケア専門)

実習でメンタルがつらくなる理由

臨地実習で精神的につらくなるのは、あなただけではありません。

実習でメンタルがやられる主な理由は:

  • 慣れない環境での緊張
  • 指導者からの厳しい指導
  • 患者さんへの責任感
  • 記録に追われる毎日
  • 睡眠不足
  • 自分の知識不足への焦り

これらが重なると、誰でもメンタルが不安定になります。

実習の準備については実習準備チェックリストを参照してください。

実習中に泣いてしまったら

泣くことは恥ずかしくない

まず知っておいてほしいのは、泣くことは恥ずかしいことではないということ。

多くの現役看護師が、学生時代に実習で泣いた経験を持っています。泣いてしまっても、それは真剣に取り組んでいる証拠です。

泣いた後の対処法

  1. 一旦その場を離れる:トイレや休憩室で深呼吸
  2. 顔を洗う:冷たい水で気持ちをリセット
  3. 10分だけ休む:完全に落ち着いてから戻る
  4. 「大丈夫」と声に出す:自分を励ます

つらいときの乗り越え方

1. 今日1日だけを考える

実習期間全体を考えると気が遠くなります。「今日1日を乗り越える」ことだけに集中しましょう。

朝起きたら「今日が終われば1日減る」と考えると、少し気持ちが楽になります。

2. 完璧を目指さない

実習で100点を取る必要はありません

  • 知らないことは「勉強不足でした」と正直に言う
  • できなかったことは「次はこうします」と伝える
  • 間違えても、それを学びに変える

指導者も、完璧な学生を求めていません。学ぼうとする姿勢が大切です。

3. 小さな成功を見つける

毎日、小さな成功を1つ見つけましょう:

  • 「今日は患者さんが笑ってくれた」
  • 「バイタル測定がスムーズにできた」
  • 「指導者に褒められた」
  • 「時間通りに記録を終えられた」

小さな成功を積み重ねることで、自信がついていきます。

4. 誰かに話す

つらい気持ちを一人で抱え込まないことが大切です。

  • 同期:同じ境遇の仲間と愚痴を言い合う
  • 先輩:経験者のアドバイスをもらう
  • 家族・友人:話を聞いてもらうだけでも楽になる
  • 教員:客観的なアドバイスがもらえる

実習指導者との関係構築

詳しくは実習指導者との関係構築を参照してください。

怖い指導者への対処法

  1. 挨拶を欠かさない:朝は元気よく、帰りは感謝を込めて
  2. メモを取る:言われたことをメモする姿勢を見せる
  3. 質問は事前に準備:何を聞くかまとめておく
  4. 報告・連絡・相談を徹底する

理不尽な指導を受けたとき

残念ながら、理不尽な指導をする人もいます。そんなときは:

  • 感情的にならない:冷静に対応
  • 「勉強になります」と一旦受け止める
  • 教員に相談:必要に応じて介入してもらう
  • 記録に残す:いつ、何を言われたかメモ

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睡眠を確保する

睡眠不足は最大の敵です。

  • 最低6時間は確保
  • 記録は「とりあえず書く」で切り上げる
  • 寝る前のスマホは控える

食事をしっかり取る

  • 朝食は必ず食べる
  • 昼食も抜かない
  • 栄養バランスを意識する

リラックスの時間を作る

実習中でも、1日15分は自分だけの時間を作りましょう:

  • 好きな音楽を聴く
  • お風呂でゆっくりする
  • ストレッチをする
  • 好きな動画を見る

週末にリフレッシュ

週末は記録以外の時間も確保して:

  • 友達と会う
  • 趣味の時間を取る
  • 外出してリフレッシュ

本当につらいときは相談を

こんな症状があったら要注意

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がまったくない
  • 理由もなく涙が出る
  • 朝起き上がれない
  • 「消えたい」と思う

これらの症状がある場合は、すぐに相談してください。

相談先

  • 教員:まず担当教員に
  • 学校のカウンセラー:専門家に相談
  • 保健室:体調面も含めて
  • よりそいホットライン:0120-279-338(24時間無料)

相談することは弱さではなく、強さです。

実習を乗り越えた先にあるもの

つらい実習を乗り越えると、必ず成長があります:

  • 自信:「あの実習を乗り越えた」という自信
  • スキル:看護技術が身についている
  • 経験:患者さんとの関わりの経験
  • 仲間:一緒に乗り越えた同期との絆

今はつらくても、必ず終わりが来ます

そして、実習での経験は、看護師になってから必ず役に立ちます。

先輩からのメッセージ

「私も学生時代、実習で何度も泣きました。指導者が怖くて、毎朝吐き気がする日もありました。でも、今は看護師として働いています。あの経験があったからこそ、今の自分があると思っています。つらいときは無理せず、でも諦めないでほしい。必ず乗り越えられます。」

— 看護師3年目 Aさん

まとめ

実習でメンタルを守るポイント:

  1. 泣いても大丈夫、気持ちを切り替える
  2. 今日1日だけを考える
  3. 完璧を目指さない
  4. 誰かに話す(一人で抱え込まない)
  5. 睡眠・食事・休息を確保する
  6. つらいときは相談する

実習は永遠に続くわけではありません。必ず終わりが来ます。

自分を大切にしながら、一日一日を乗り越えていきましょう。

国試対策のストレスについては国試の不安解消法、モチベーション維持についてはモチベーション維持の方法も参考にしてください。

よくある質問

Q実習中に泣いてしまうのは恥ずかしいことですか?

いいえ、恥ずかしいことではありません。実習は緊張やプレッシャーが大きく、泣いてしまうのは自然な反応です。多くの看護師が学生時代に泣いた経験を持っています。大切なのは、泣いた後に気持ちを切り替えて前に進むことです。

Q実習指導者が怖くて質問できません。どうすればいいですか?

まず、質問内容を事前にメモにまとめておきましょう。「お忙しいところすみません。〇〇について確認させてください」と前置きをつけると丁寧な印象になります。また、比較的話しやすいスタッフを見つけておくのも有効です。

Q実習中に眠れなくなりました。どうすればいいですか?

記録が気になって眠れないことは多いですが、睡眠不足はパフォーマンスを下げます。就寝1時間前にはスマホを見ない、温かい飲み物を飲む、深呼吸をするなどリラックスする習慣をつけましょう。それでも続く場合は教員に相談してください。

Q実習をやめたいと思うのは普通ですか?

実習中に「やめたい」と思うのは珍しくありません。特に実習の中盤で精神的に追い詰められることが多いです。しかし、実習を乗り越えた先には成長があります。まずは1日1日を乗り越えることに集中しましょう。本当につらい場合は、教員や学校のカウンセラーに相談してください。

伊藤優子(看護師・メンタルヘルスケア専門)

伊藤優子(看護師・メンタルヘルスケア専門)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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