薬理が苦手な理由
「薬の名前が覚えられない」「作用機序が複雑」という声をよく聞きます。正直、私も学生時代は薬理が大嫌いでした。カタカナの羅列を見るだけで眠くなる...そんな状態から、どうやって攻略したか共有します。
結論から言うと、国試の薬理は「頻出薬だけ」を「分類ごと」に覚えれば攻略できます。全部覚えようとしていた頃は本当に苦しかったけど、「捨てていい部分」がわかってからは一気に楽になりました。
効率的な勉強法の基本については、看護師国試の効率的な勉強法も参考にしてください。
覚え方の基本戦略
1. 薬効分類で整理する
個別の薬名を覚える前に、「何の薬か」を分類で理解。
2. 語尾で分類を見分ける
- 〜ロール:β遮断薬(プロプラノロールなど)
- 〜プリル:ACE阻害薬(エナラプリルなど)
- 〜サルタン:ARB(ロサルタンなど)
- 〜スタチン:脂質異常症薬(アトルバスタチンなど)
- 〜ゾラム:ベンゾジアゼピン系(トリアゾラムなど)
3. 副作用をセットで覚える
国試は「この副作用があるのはどれ?」という問われ方が多い。
解剖生理学の知識と組み合わせると理解が深まります。解剖生理学の覚え方もあわせてご覧ください。
頻出薬剤と副作用
循環器系
| 分類 | 代表薬 | 副作用 |
|---|---|---|
| β遮断薬 | プロプラノロール | 徐脈、気管支収縮 |
| Ca拮抗薬 | アムロジピン | 浮腫、歯肉肥厚 |
| ACE阻害薬 | エナラプリル | 空咳(ブラジキニン) |
| 利尿薬 | フロセミド | 低K血症、聴力障害 |
| ジギタリス | ジゴキシン | 徐脈、悪心、黄視症 |
糖尿病薬
| 分類 | 代表薬 | 注意点 |
|---|---|---|
| SU薬 | グリベンクラミド | 低血糖リスク高 |
| ビグアナイド | メトホルミン | 乳酸アシドーシス |
| インスリン | 各種 | 低血糖、注射部位 |
精神科薬
| 分類 | 代表薬 | 副作用 |
|---|---|---|
| 抗精神病薬 | ハロペリドール | 錐体外路症状、悪性症候群 |
| 抗うつ薬(SSRI) | パロキセチン | セロトニン症候群 |
| 気分安定薬 | リチウム | リチウム中毒(振戦、下痢) |
| 睡眠薬 | トリアゾラム | 持ち越し効果、依存 |
抗菌薬
| 分類 | 代表薬 | 副作用 |
|---|---|---|
| ペニシリン系 | アモキシシリン | アレルギー、発疹 |
| アミノグリコシド系 | ゲンタマイシン | 腎毒性、聴力障害 |
| ニューキノロン系 | レボフロキサシン | 腱断裂、光線過敏 |