状況設定問題とは
状況設定問題は、看護師国家試験の中で最も配点が高いパートです。
1問2点で、60問出題されるため、合計120点分。全体の約3分の1を占めます。
しかし、多くの看護学生が「状況設定問題が苦手」と感じています。
国試対策の全体像については、看護師国試の効率的な勉強法も参考にしてください。
状況設定問題が難しい理由
理由1:情報量が多い
1つの状況設定に対して、2〜3問が出題されます。患者の情報、検査データ、経過など、読み取るべき情報が多い。
理由2:「正解が複数ありそう」に見える
一般問題と違い、「この場面ではどうするか」を問われるため、状況によって正解が変わりそうに感じる。
理由3:時間が足りない
長文を読んで理解し、3問に答える必要がある。時間配分を間違えるとパニックになる。
状況設定問題で得点するための5つのコツ
コツ1:最初に「問題文」を読む
状況設定を読む前に、まず問題文を先に読んでください。
なぜなら、「何を聞かれているか」がわかれば、状況設定の中で注目すべきポイントが明確になるからです。
手順:
- 3問の問題文をすべて先読み
- 「優先順位」「最初に行うこと」「適切な対応」などのキーワードを確認
- その視点で状況設定を読む
コツ2:患者情報を整理しながら読む
状況設定を読む際、頭の中で情報を整理してください。
整理すべき情報:
- 患者の基本情報(年齢、性別、疾患)
- 現在の状態(バイタル、症状、訴え)
- 経過(入院◯日目、術後◯日目)
- 今何が起きているか(問題点)
情報整理の力は実習記録でも鍛えられます。実習記録の書き方も参考にしてください。
コツ3:「優先順位」を問う問題のパターンを知る
状況設定問題で最も多いのが「優先順位」を問う問題です。
優先順位の原則:
- 生命に関わること(呼吸・循環)
- 安全に関わること
- 苦痛の軽減
- 心理的ケア
- 教育・指導
この順番を覚えておけば、迷ったときの判断基準になります。
コツ4:選択肢を消去法で絞る
状況設定問題は、「明らかに間違い」を先に消すことで正答率が上がります。
消去のポイント:
- 患者の状態に合っていない選択肢
- 時期尚早な選択肢(まだやるべきでないこと)
- 優先順位が低い選択肢
コツ5:毎日1セット(3問)を精読する
量より質。毎日1つの状況設定を徹底的に読み込む練習をしてください。
精読の方法:
- 時間無制限で解く
- すべての選択肢について、なぜ正解/不正解かを説明する
- 状況設定の中で見落としていた情報がないか確認する
- 同じ疾患・状況の過去問を探して解く
問題集やアプリを活用した学習については、看護学生向けおすすめアプリや参考書比較も参考になります。