老年看護学の出題傾向
老年看護学は毎年15〜20問出題。高齢化社会を反映して、年々重要度が増しています。必修問題でも頻出です。
国試対策の全体像については、看護師国試の効率的な勉強法も参考にしてください。
頻出テーマ5選
1. 加齢による身体的変化
これは必ず出ます。変化と、それに伴う看護の視点をセットで覚えましょう。
- 視力:老視(近くが見えにくい)、白内障
- 聴力:高音域から低下、補聴器の使い方
- 皮膚:乾燥・菲薄化→褥瘡リスク上昇
- 筋力:サルコペニア→転倒リスク
- 腎機能:低下→薬物の蓄積に注意
加齢変化の理解には解剖生理学の知識が不可欠です。解剖生理学の覚え方も確認しておきましょう。
2. 認知症ケア
アルツハイマー型とレビー小体型の違いは頻出中の頻出。
| 特徴 | アルツハイマー型 | レビー小体型 |
|---|---|---|
| 初期症状 | もの忘れ | 幻視 |
| 進行 | 緩やか | 変動あり |
| 特徴的症状 | 取り繕い | パーキンソン症状 |
ケアのポイント:否定しない、ペースを合わせる、環境調整
認知症のコミュニケーション技法については精神看護学の対策も参考になります。
3. 転倒予防
高齢者の転倒は骨折→寝たきりにつながる重大事故。
- 環境整備(段差解消、手すり設置、照明)
- 筋力トレーニング
- 薬剤の見直し(睡眠薬・降圧薬)
- 転倒リスクのアセスメント
4. 高齢者の薬物療法
高齢者は薬の影響を受けやすい。その理由を理解しましょう。
- 肝・腎機能低下→代謝・排泄が遅れる
- 体内水分量減少→薬物濃度が上がりやすい
- 多剤併用→相互作用のリスク
薬理学の基礎については薬理学の覚え方で詳しく解説しています。
5. 終末期ケア・看取り
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は近年の頻出ワード。
- 本人の意思決定支援
- 家族へのグリーフケア
- 死後の処置(エンゼルケア)